1. 犬の里親探しサンタの家
  2. 犬の里親探しサンタの家について
  3. サンタからのメッセージ

サンタの家への支援物資・支援金募集

サンタの家は保健所に行かせない!捨てさせない!団体です。飼い主さんの悩み、事情を聞いて一緒に解決したいと思っています。保健所の一歩前に立つことで救える命があります。飼い主さんの飼育方法が間違っているだけで指導の結果幸せになれるケースもあります。

一人で悩み、『保健所しかない…』『安楽死しかない…』と思う方に時間をかけて話をして解決しています。時には『レスキュー』と判断して引き取る場合もありますが大概は『相談出来る所』がないだけです。そんなサンタの家の目標は1日1匹保健所ストップ!見えない地味な活動ですが1年で365匹の命を救えます。1日10匹なら年間で3650匹の幸せを繋げることも可能です。

※飼い主さんの悩み、状況をじっくり聞いてあげられるカウンセリング・スタッフを募集しています。日中もいつでも対応できる方を募集しています。

カウンセリング・スタッフになるには研修があります。年間通して活動を知って頂いた上で本部から『サンタの家認定委員』のカードが発行されます。ペット不可のマンションにお住まいの方でもボランティアスタッフになれます。搬送やカウンセリングなど預かり以外でもスタッフは必要です。もちろん、預かりスタッフ(JF=ジョイントファミリーはサンタの家の活動名称)は常時必要です。

サンタの家では出来る人が、出来ることを。をモットーに活動しています。里親探しの依頼の理由は1つとして同じ理由はありません。理不尽な理由だけではありません。飼い主さんの病気で本当に愛犬を思うからこそ里親さんに愛犬を託す人もいます。倒産で引っ越しを余儀なくされ、ペット可の物件がなかったり…DVで苦しんでいる人…

ここには書けない辛い理由もありました。その方は里親には難しい老犬・雑種・中型で、回りも引き取ってくれる人がいなくて、誰にも相談できなくて…でも保健所だけはイヤだ…。もしサンタの家に出会わなかったら、山に放していたかも知れません…泣きながら話された飼い主さんもいます。

こうした問題を抱えている飼い主さんが少しでも心が救われるように飼い主さんと一緒に悩み一緒に解決しています。そこに『愛情』があるなら。サンタの家はワンちゃんと飼い主さんの『駆け込み寺』でありたいと願っています。

サンタの家について

サンタの家のボランティア募集

ワンちゃんの預かり飼育をしていただくボランティアさんを募集

ワンちゃんの新しい家族が決まるまで、ご自宅でワンちゃんを一時預かりをしていただくボランティアさんを、全国各地で募集しています。
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ある犬のおはなし

シニアの方、また、独身者さんが安心してペットライフを楽しめるための制度です。

サンタからのメッセージ

「ママ!ボクと同じ子がいるよ!助けてあげて」

(2010年 2月3日)
虹の橋へ行ってしまったサンタを思い出しては涙が溢れました。
それはサンタに会えなくなったどうしようもない寂しさと、サンタを捨てたどこかにいる飼い主への怒り。人間のエゴの悲しさでした…

成犬から 飼ったのは初めてでした。
仔犬と違い、可愛く思えるのかという心配をよそに、サンタをこんなにも愛しく思えたのは、それはサンタがあまりにも良い子だったから。耳の遠い祖父に耳の代わりになりチャイムを教えたり、祖母の携帯がなれば教えに行く。まるで自分の使命はおじいちゃん・おばあちゃんを守ることだと言うように、立派な番犬であり癒しを与えてくれていたから。

偶然という不思議

(2010年 3月 23日)
「明日でサンタの49日だね」と話していた矢先、山で仕事をしている 知人から連絡がありました。
「オスのコーギーが山頂ふきんにいる!ここは道もない山奥…首輪とハーネスをつけています」

私達は、何故かサンタが戻ったような錯覚をしたのです。
保護をしに行く間中、疑問が消えませんでした。

なぜ?同じ山に おなじコーギー?
偶然にしては不自然すぎる…状況はサンタとそっくりなのに…

ニコ悲しいことに、ニコ(1)(サンタ・ニコラウスのニコ)は狂暴でした。
捕獲した知人、私、娘3人次々に噛み、手はクリームパンのように 腫れ上がりニコ(1)は本気だったので爪は割れたり完治に 三ヶ月かかりました。家に連れて来ても 人間にいっさい心を許さず触ることは不可能。手の痛みより心のほうがもっともっと痛みました。可愛らしい顔立ち、寂しそうな表情…

専門家に相談したところ、間違いなく 虐待にあっていた子だと言われましたが、人間に心を開くにはかなりの時間が必要。素人には 非常に難しい…しかし必ず治りますよ。

エサを与えるののも、トイレを片付けるのも恐怖でした。
手を見ると まるでスイッチが入ったように形相が変わってしまうニコ。

年寄り・子供・お客様。ニコ(1)が襲う心配…
あまりの可愛らしい顔に誰か頭を撫でようとして、怪我をさせてしまうことは絶対注意。
そう…ニコ(1)の可愛らしい顔は、かえって危険を招く恐れがあったのです。

悩んで 悩んで 不安を抱えていた時救いの連絡がありました。

群馬県でブリーダーをしながらボランティアも兼ねて犬を保護している石野さんが、「連れて来てください、私達が保護します。素人には無理です。素人は、可哀想と思い、かえって犬をいじり過ぎてしまう。逆に放っておくことができないと思います。私達ならば、噛まれないようにする方法も知った上で時間をかけて躾ます。」

この言葉に甘え、ニコ(1)は2010年4月群馬の石野ブリーダーさんに預かって頂きました。

それから半年、ニコ(1)はまだ人間には心を開かないけれど、犬社会にはすっかり馴染んで静かに暮らしています。ニコ(1)の教訓で、里親探し、保護のボランティアには場所が絶対不可欠だと教わりました。それとプロの力。

ニコ(1)に 出会わなかったら、私達はサンタの家を安易にスタートさせてしまい、大変なことになってしまったことでしょう。サンタの家にはちゃんとした 広い土地が必要です。
現在 いくつかの候補が上がっていますが、地域の理解・環境などを考慮しながら検討中です。

≪あとがき≫
ニコ(1)は 犬社会に溶け込み ブリーダーさん家のコーギー、ナナちゃんとの間に赤ちゃんが生まれました。
血統証はないけれど、ニコ(1)は間違いなくどこから見ても立派なコーギー。かわいい6匹の赤ちゃんは一匹は死亡、 四匹は理解の上、チャリティードッグとして新しい家族の元へ行きました。